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促通反復療法で用いる振動刺激痙縮抑制法について


今年の夏は長いですね...

おまけに大量発生中のミドリのアレに悩まされる毎日の

神戸の脳梗塞リハ×トレベース FULL SMILE の足立です。

 

今回は促通反復療法で用いる併用療法の一つ

『振動刺激抑制法』とはなんぞやというところを簡潔に説明したいと思います。

 

脳卒中を呈した方々の後遺症の一つに「痙縮」という症状があります。

それは意に反して筋の緊張が病的に高くなることを言いますが。

 

これが生活やリハビリにはかなり邪魔になることがしばしばあるわけです

 

その「痙縮」を抑制する方法としていくつかありますが

 

もっとも手軽に、しかも効果的に行うことができるのが

 

川平和美先生が着目した『振動刺激抑制法』です。

 

どういったものかというと

 

痙縮筋は振動により一過性に抑制されることが知られています。

痙縮筋を伸展位にして(引き伸ばして)少し圧迫するようにしてマッサージ器のヘッドを当てます。

 

 

はじめは反射が出現して、痙縮筋はかえって収縮して硬くなります。筋が縮まないように保持したまま当て続けると、緊張が弱まってきます。

早かったら30秒、長くかかっても数分あれば緊張が低下します。

緊張が低下しているその間がチャンスタイムとなり、適切なリハビリ(促通反復療法が効果的)を行うわけです。

 

まだ「痙縮」の抑制には他の手段もありますがそれはまたの機会に書きたいと思います。