促通反復療法では電気刺激療法を併用し 、麻痺筋を周波数を現段階では100Hzで持続通電します。
電流の強さは、感覚閾値以上で運動閾値以下で、電気が流れているのは感じるが運動がおこらない程度の強さで行い 、随意運動を出現しやすい状態を作り治療します。
筋がすでに興奮収縮しているので、少しのインパルスで随意運動に至ります。また少量の努力で随意運動が得られるため、過剰努力に連合反応もおこりません。
そのため楽に随意運動が得られ、脳の運動学習と神経路の強化が容易におこなえます。
実際に促通反復療法のみと促通反復療法と電気刺激療法の併用療法を比較してみますと、後者の方が有意に効果があらわれています